「Recrimemation」
2018年6月20日〜22日 絵空箱

 

生まれ、やがて死にゆく人間の運命出会いと別れを繰り返し、抜け出すことのないコミュニティーの中でひたすらに生きるのみ。その世界は、皆何か複雑で壊れやすい繊細なものをひた隠しているようだ。それを時には武器のように振り回し身を守らねば。生身では危険で生きられない世界であるやがて隠し持った「それ」を警戒すると共に、その目に見えぬ正体に苛立ちと、疑念をもつ人々。

正体を暴こうとする人々は混乱し、何もわからぬまま「それ」は伝染し続け、恐怖にかられ社会から排除しようとさえする。けれども、生きる場所はこの世界。ここにいなければ、逆に恐怖にかられるのだった。

その正体が暴かれる。目に見えないもの、それは人間の生まれ持つ性そのもの。暴く者は、暴かれた者を見て安堵と優越感を得るが、人間の性が創造したその罪は生きる限り背負い続けることに気づく。そこから逃げること、闘うことはできるのか?

人間の性を捨てることが出来る世界があるとすれば、そこは天国のような場所だろう。人間の皮をはぎ、二度とその世界に戻らぬと誓うとき、過去の姿は墓場ゆき。自由に踊り、悩みを忘れ、ようやく生身で生きられる世界が私達に訪れる。


「O Milagre de Fatima」
ファティマの奇跡拡大版再演
2016年10月22日、23日 東京芸術劇場シアターイースト

 

1917年、ポルトガルのfatimaの地で実際に起きたとされる「聖母マリアの出現」をヒントに、聖母マリアの出現の意味に込められたメッセージをジャンルを超えた様々なダンスとCGでストーリー化したオリジナル作品です。
この作品は、人間が如何にして生まれたのか、また生きる意味を問う作品でもあります。現代に生きる私たちが忘れかけた大切なものを思い起こさせる、センセーショナルな作品です。